投資信託　いつ口座に反映されるの？

私が投資を始めて間もないころ、ネット上で進められていた「投資信託」なるものを買ってみました。しかし、注文してから1日たっても口座に反映されず、注文できているのか不安になった覚えがあります。今回は、投資信託を注文してから、口座への反映までの期間と取引のイメージを共有します。

SBI証券で投資信託を購入することを想定した内容になりますが、他証券会社でも大きくは変わりませんので参考にしていただけると幸いです。

投資信託

投資信託の注文をすると、その投資信託が定めているルールに従い買い付けが行われます。注文したタイミングがファンドの営業時間内であれば、当日買い付けされますが、それ以降は翌営業日の買い付けになります。

実際に投資信託ファンドが株を買い付けるタイミングは、注文した投資信託に組み込まれている株(企業)の国籍により異なります。日本株のみが組み込まれている投資信託であれば、14:59（ファンドの営業時間)までに注文すれば、当日15:00時点の株価(終値)で買い付けされます。

ただし、海外株式が含まれる場合は、その国の取引時間に応じて買い付けられるタイミングが変わります。
例えばアメリカ株が含まれていたとすると、投資信託ファンドは当日の夜に変動する株価の終値で買い付けます。そのため、日本株のみの投資信託と比較して、1日遅れで口座に反映されると思ってください。

証券会社&投資信託(ファンド)が株を買い付け終えると、基準価額が確定します。確定のタイミングは定番のeMAXISシリーズであれば18:00頃です。確定した基準価額をもとに、各証券会社が私たちの口座に結果を反映してくれます。反映のタイミングは証券会社により異なり、SBI証券の場合は翌朝未明です。

まだイメージがつき辛ければ、次のシミュレーションを見てみてください。

シミュレーション

騰落率のシミュレーション値を与え、投資信託の注文タイミングにより、リターンにどのような差が出るかをシミュレーションしてみます。

投資信託の約定タイミングは下記になります。

ここで、当日含む3日間で下記のような株価変動したとします。
その場合、注文タイミングによってどのような違いが出てくるでしょうか？

14:59までに注文すれば、当日の-1%になった価額で約定することになり、翌日の2%上昇の恩恵を受けることができました。しかし、15:00以降の注文だと、翌日の注文扱いになるため、2%上昇後の基準価額で約定します。この約定タイミングの差により、リターンに2%の差が生じることとなりました。

最後に

投資信託の約定や口座反映のタイミングは、取引の全体像が分かれば理解しやすいと思います。肝となるのは国内証券会社及び投資信託(ファンド)の営業時間が15:00であることです。この時間を境に、注文がいつ扱いになるかわかれますので、早く約定させたい方は14:59までに注文することをお勧めします。